死にたい夜をこえて

さすらいさすらってながれてながされて

店員への気遣いの範囲

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以前、友人何人かで飲食店に夕ご飯を食べにいったときの話。

 

 

 

一通り食べ終え、テーブルにはお皿が無造作に広がっていました。

 

 

 

さぁ、帰ろうかと席を立とうとしたところ、友人の一人がおもむろにお皿を一箇所にまとめだしました。

 

 

 

お互いの間に会話があったわけではなかったのですが、一人また一人とその行為に同調してお皿をそれぞれ片付けはじめました。

 

 

 

わたしもそれに合わせ、渋々とお皿を片付け始めました。

 

 

 

その友人たちとご飯を食べにいくとこんな雰囲気になることが度々あります。

 

 

 

しかし、内心わたしはこう思ってるんです。

 

 

 

 

 

 

なんで客のオレが後片付けをしなきゃならんのだ

 

 

 

 

 

いや、わかるのです。その友人たちの行為は。

 

 

 

一箇所にまとめて片付けることによって、その後の店員の片付けが圧倒的にスムーズになるのですから。

 

 

 

こう言ってしまうと、なんだお客様は神様だと思ってんのか

 

 

 

お客だからって謙虚でいろやという批判が飛んでくると思います。

 

 

 

 

 

 

以前、二郎仙台店のツイッターアカウントの以下のツイートが大炎上しました。

 

 

 

 

 

 

これに関しては完全に店主の主張に同意します。

 

 

 

SNSにのせたいがために、日々お客さんに最高のコストパフォーマンスで最高のラーメンを提供しようと奮闘する店主たちの思いを踏みにじる最低の行為です。

 

 

 

わたしにもそれくらいの良心はあります。

 

 

 

そんなわたしでも食べ終えたあとのお皿は全面的に店員が片付けるべきだと思うのです。

 

 

 

 

 

 

飲食店においての定価に対する原価率は3割と言われています。

 

 

 

めちゃくちゃ繁盛しているお店を除いて、それくらいが飲食店を経営していく上で潰れない最低ラインなのだそうです。

 

 

 

ということは残りの7割はお店のサービスに対価として支払っているのだとわたしは思うわけです。

 

 

 

原価の2倍以上の値段でサービスを買っているとしたら、店員が後片付けをするのは当たり前ですよね。

 

 

 

しかし、お客も後片付けに加担をする行為が美徳とされ、それが強制圧力になっている風潮がどうも解せないのです。

 

 

 

外食して、周りが後片付けをしだしたら、始まった・・・と納得いかないまま自分も後片付けをするのがわたしの常となっています。

 

 

 

 

 

 

みんなそんなお利口でいなくてもいいんだぜ?

 

 

 

外食しているときくらい、その部分においては甘えったっていいじゃん!

 

 

 

とこの記事を通じてみなさんに伝えたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

後日、家の近所にある二郎系のラーメン屋にいきました。

 

 

 

この店舗は二郎という名前を冠しているわけではないので二郎インスパイアに分類されると思うのですが、正直今まで本店直系の二郎を何店舗も食べたのですがここが一番美味しいと個人的には思っています。

 

 

 

トッピングのチャーシューは肉厚でいて噛めばほろほろに溶け、少ししょっぱめのスープの味がしっかりと染み込んでいます。

 

 

 

麺はちょうど良い太さのちじれ麺で、これもまたスープによく絡んでうまいのです。

 

 

 

いつもにんにくアブラをトッピングで入れるのですが、スープを飲み干す勢いで完食します。

 

 

 

席に座り、いつもと同じトッピングをコールし、黙々と食べ進めました。

 

 

 

今日は一人での外食、そこに強制圧力なんか生まれない。

 

 

 

完食し、ウーロン茶を飲んで一息つきます。

 

 

 

ふー食ったー

 

 

気持ち悪い

 

 

 

隣の席の、いかにもジロリアンといって様相のおじさんも野菜マシマシの大ラーメンを完食し、苦しそうにしています。

 

 

 

おじさんは食べ終わった器をカウンターに上げ、自分の座っていたテーブルをぞうきんで丁寧に拭き終わってから

 

 

 

「ごちそうさま!」

 

 

 

とカウンター奥の店主に向かって告げ、満足そうな表情で帰っていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

さてと、オレも・・・

 

 

 

 

わたしはおもむろに器を両手に持ち、カウンターにそっと上げました。

 

 

 

 

 

 

え・・!?

 

 

 

 

 

そしてそなえつけてあったぞうきんを取り出し、丁寧に自分の座っていたテーブルを拭き始めました。

 

 

 

 

 

 

 

いやお前さっき原価率がどうのこうのって・・!!

 

 

 

 

 

 

拭き終わると使ったティッシュをそっと拾い上げ、店の奥のゴミ箱へと捨てにいきます。

 

 

 

 

 

サービスに対してお金を払ってるうんたらかんたらって・・!!

 

 

 

 

そして使ったスパイスの缶をラベルの向きが同一になるように丁寧に置き直します。

 

 

 

 

 

おま、え!?

 

 

え、おま!?

 

 

 

 

 

 

一通り片付け終え、カウンター奥にいる店主に

 

 

 

「ごちそうさまでした」

 

 

 

と告げます。

 

 

 

 

 

 

そこには結局誰よりも周囲を気にしてむしろ来る前よりもテーブルをキレイにしてしまう無表情のわたしが立っていました。