夜明けのポンチョマン

さすらいさすらってながれてながされて

ホルモン やまき 西成センベロ紀行

西成のホルモンを語る上でこのお店は絶対に外せないでしょう。

以前紹介した、マルフクからおよそ350m、徒歩5分ほどの場所にある

 

ホルモン やまき

 

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こんな至近距離にホルモンの名店が軒を連ねてるなんて本当に贅沢な街です、西成は。

 

最寄り駅は阪堺電軌阪堺線今池駅

 

大阪の名物、スーパー玉出天下茶屋店のすぐ裏にあるのでわかりやすいと思います。

 

スーパー玉出の横の、商店街へと続く細い道を入ってすぐ右側にあります。

 

鉄板がせり出たほぼ露店のカタチをとった、今では珍しいスタイルのお店です。

 

70代とおぼしき寡黙で人の良さそうな店主が一人で切り盛りをしています。

 

そのため、臨時休業することも多く、いつお店が休みなのかわからないので、お店にいくときはいつもギャンブルですね。

 

やまきがやってなかったらマルフクに行くというのが私のお決まりのパターンになっています。

 

店主が鉄板でひっきりなしにホルモンを焼いて、その鉄板を客が囲みながら飲みます。

 

ホルモン串に関しては、鉄板に置いてある串を客が自由に取っていくビュッフェスタイル(?)

 

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1本70円

 

このホルモンを鉄板の端に置いてあるこの赤みがかった、甘辛いタレにつけて食べます。

 

このニンニクが効いたタレが本当に美味しく、中毒性があります。

 

キモ(豚のレバー)とアブラに関しては店主に注文し、その場で焼いてもらうというスタイルです。

 

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70円

 

このキモがめちゃくちゃ柔くて美味しいんですよ・・

 

とろける柔さに、オリジナルの甘辛いタレ加わったらもう最強でしょう。

 

僕はここ以上のレバーを食べたことがありません。

 

そしてこのアブラ。

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いつも気になるんだけど、このイチョウみたいなカタチの、一体どの部位なんだ・・

 

不安に襲われるけど、これがまたやわやわでタレがテリッテリに絡んできて美味い。

 

まぁ美味ければ良いのだ。

 

ただ3本も食べれば胃がもたれてきます。

 

もう単価がバカみたいに安いんで、みんなチューハイやビールをバカほど飲んで空き缶をバカスカ積んでいきます。

 

それもここの見どころなのかもしれません。

 

缶チューハイは関東では中々お目にかかれない、謎のハイリキというメーカー。

 

レモン感強めで、ホルモンとよく合います

 

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ここで「やっべー、1軒目なのに飲み食いしすぎたー。」

と思っても2000円を超えたことがありません。

 

そして、ここの名物といえば

 

レゲエおじさん

 

長髪をドレッドヘアーにしてサングラスをしていてラスタカラーのファッションで身をまとっているおじさんです。

 

このお店の超常連客で、いつ行ってもいます。

 

5回行って4回いました。

 

ノリもレゲエよりで、初対面も関係なく

 

「ベイベー!」

 

と言って隣の客に拳を合わそうとします。

 

僕は隣になったことはないので絡んだことはないですが(絡みたくないですが)こんな自由に、気楽に生きれたら楽しいだろうな〜なんてことを思います。

 

それが見れるのもここ西成の魅力なのかもしれません。

 

自由ってかホームレスが多いですからね。

 

勇気あるもの、是非レゲエおじさんに絡んでみて下さい。