サウナのご利用は計画的に
わたしはサウナが好きだ。
社会人になってからラジオと共にどハマりした趣味だ。
なんかオヤジくせーなー
水風呂なんて入れるかよ!頭イカレてんのかよ!
と正直思っていた。
しかし、じっくりとサウナで身体を温めればその水風呂がご褒美へと変わるのだ。
そして水風呂に勢いよく浸かると、段々と身体の内側からジーンと何かが溢れ、それが全身に回り、宇宙へトリップすることができる。
聴覚が鋭敏になり、身体はふわふわ浮いている感覚。
いわゆる“整う”という状態だ。
一度この感覚を得たらもうあなたはサウナの中毒から抜け出せない。
もちろん、サウナに入っている時間が長ければ長いほど、振り幅が大きくなり整いやすくなる。
まだビギナーだったわたしは、わずか5分で限界に達し、勢いよくサウナから飛び出していたが、今ではアベレージ12分は入ることができる。そして出るときは威風堂々とだ。
サウナ・銭湯は安価で、いろんなお店を回る楽しみもあって何より血行がよくなり健康に良い。
20代で出会って本当によかったと言える趣味のひとつだ。
その日もわたしは、ある新規開拓のサウナ店へと訪れていた。
ネットでの評価も高いし、浴室内の設備がめちゃくちゃ充実しているそうだ。
それだけに期待値はとても高かった。
いざ浴室内へと歩を進める。
想像通りの、広くて細部までホスピタリティが行き届いた銭湯だった。
これはリピート確定だろとうと確信した。
さぁそして最重要のサウナへと入る。
・・・
明らかなヤクザが空間の7割占めている
もうゴリゴリの刺青が入ったイカついおっさんどもがひしめき合っていました。
もうファッションタトゥーとかじゃないす。
和彫りす。
ドラゴン舞ってるやつす。
もうゴリゴリす。
怖い・・!入りたくない・・!!このまま引き返したい・・!!
しかしここで引き返したら全員で襲ってくる恐れがある・・
仕方なく、上段の一番端っこにちょこんと座りました。
いやいやいや
そんな人を見た目で判断しちゃいかんよ
刺青=怖い人っていう解釈がダサいよ
そう自分に言い聞かせました。
すると、いかにもチンピラみたいな、これまた和彫りガンガンの若い兄ちゃんたちが入ってきて、ほぼハルクホーガンとルックスが一緒の和彫りのオッチャンに、めちゃくちゃかしこまった挨拶をしだしました。
なんか若い兄ちゃんたちが「オヤジ」と言っているように聞こえます。
まーまーこいつら大家族なのかもしれんし。
するとすぐ隣に座っていた刺青の男たちの会話から
「〜会が・・・」
「〜組が・・・」
という、ドラマでしか聞いたことのない単語のやりとりをポンポンとしていました。
あ、これもう確定だわ。
もうここまでくると腹をくくるしかない。
自分の限界までサウナにいて見届けよう!
そう開き直ると俄然テンションが上がりました。
ふと中段に目を向けると、刺青が全く入っていない色白の小太りのおっちゃんが、ヤクザに囲まれながら何かの雑誌を読みふけってました。
覗き込むとヤクザのゴシップ記事でした。
(おっちゃーん!ころされるよ〜!)
わたしの悲痛な叫びはおっちゃんに届くわけもありませんでした。
するとそのおっちゃんが隣の刺青ゴリゴリのヤクザに雑誌を見せながら
「おい、みろよ。神奈川の〜組の誰々捕まったらしいぞ。下手打ったな。」
と話しかけていました。
(いや、お前もヤクザか〜い!)
(ていうかそうゆう情報源ゴシップ記事か〜い!)
わたしの中でツッコミが飛び交っていました。
すると、幹部らしきヤクザが1人、また2人とサウナから出て、若いヤクザの連中も背中を流すために出て行って、サウナからヤクザがごっそりと消えていきました。
ふぅ・・・
良いもんが見れた・・・
そのとき、すでにサウナの滞在時間は15分を超えていました。
まずい、入りすぎて頭がクラクラする・・・
さぁ出るかと思ったとき、ちょうど入れ違いに2人の男がサウナに入ってきました。
刺青もない。この人たちは明らかにヤクザではない。
テラスハウスの元メンバーだ
テラスハウスフリークのわたしはこの後、なに食わぬ顔で元いた位置にスッと戻り、限界の向こう側で死の淵をさまようのでした。
今はなき名作ラジオをただただ懐かしむブログ
今では深夜ラジオを中心にどっぷり肩まで浸かっている私ですが、そのラジオとの出会いは大学生の頃でした。
今回は、すでに終了してしまった名作ラジオをだらだらと回顧していきたいと思います。
【星野源 RADIPEDIA】
放送局 J WAVE
放送期間 2010〜2014
今では天下のオールナイトニッポン一部火曜日を担当する星野源初の冠ラジオ。
この番組は秦基博、家入レオなどのアーティストを中心にパーソナリティに置き、
『正解のない疑問をリスナーの皆さんと一緒に考える番組』
というキャッチコピーでスタートした番組。
当時、私はかなりの星野源のファンだったので、ラジオには興味ないけど星野源の関わるメディアには触れておきたいという気持ちでこの番組に入りました。
当時の星野源は、ソロ活動を精力的に開始し始めた時期で、コアな熱狂的なファンはいたけれど今ほどメジャーな存在ではなく、一般的な知名度はそこまでないという立ち位置でした。
複数のポーターと呼ばれる、放送作家を相手役にその週のテーマを2時間かけて語り尽くすスタイルで、その中には今でもオールナイトニッポンで放送作家としてタッグを組んでいる寺坂直毅さんもいました。
一般的なラジオでは、放送作家はほとんど発言することはありませんが、この番組ではめちゃくちゃ喋ります。
日替わりの放送作家なのですが、どの作家さんとも相性バツグンで、コンビかのように楽しいトークを展開させていました。
やはり個人的には寺坂さんの真面目な口調なんだけど、どこかぶっとんでいるキャラが好きで、寺坂さんが相手役のときは星野さんもいっそうはしゃいでいるように見えました。
知名度もそこまでないので守るものもなく、良い意味でやりたい放題やっていた印象で、さすが自身もかつて深夜ラジオのヘビーリスナーだけあって、星野源のラジオ愛に溢れた番組でした。
芸人たんぽぽが体当たりで街にロケに繰り出し、そこで一般人にテーマについてインタビューする企画はわりかし攻めた内容でとても面白かったです。
人生ではじめて聴いたラジオだったので、今でも私の中で特別な番組です。
【銀シャリの炊きたてふっくらじお】
放送局 KBS京都
放送期間 2010〜2017
M−1 2016チャンピオン、銀シャリによる、お昼の関西ローカルラジオ。
この番組は日曜の13時から14時までの一時間番組でした。
天然ボケの鰻さんの一挙手一投足を見逃さず、少しでも鰻さんの言動に矛盾があれば、会話の流れを止めてでもガンガン鰻さんをコーナーに追い込んでいく橋下さんのスタイルは、良い意味でお昼っぽくありませんでした。
橋下さんの鋭い指摘に、たまに鰻さんもムッとなって言い返す場面が多々あり、喧嘩がおっぱじまんじゃないのか?とハラハラしながら聴いていました。
その週のメールテーマに沿ってトークを展開させるとうテンプレのスタイルでしたが、鰻さんの適当さ、橋本さんの理詰めで展開させるトーク、お二人のそれぞれのらしさがしっかりと出ていて、とても惹きつけられるラジオでした。
収録放送のラジオなのですが、何週間に一度メールテーマを募集していました。
今では考えられませんが一回の放送につき10通程度しかメールが集まっていませんでした。
その話を聞いて、自分のメールも採用されるかも・・・と初めて投稿をしてみたのですが、マジで大したこと書いてないのになんと一発目から読まれました。
初めて橋下さんにラジオネームを呼ばれた瞬間は一気に心拍数が上がり、胸が高鳴って全く内容が入ってきませんでした。 その後も投稿をちまちまやっていたのですが、送れば9割方読まれていました。
読まれると、そのパーソナリティに親近感を抱くもので、さらに銀シャリのことが好きになりました。
投稿者が少ないからこそ、常連も決まりきっていて、まるでお兄ちゃんが妹・弟の相談に乗るかのような温かい雰囲気が漂っていました。
リアルタイムでこの番組のリスナーになれたことは誇りに思っています。
メールを通してパーソナリティと繋がる楽しさを教えてくれたラジオでした。
【らじこー 木曜日担任かまいたち】
放送局 FM OH!
放送期間 2014〜2018
関西吉本芸人が日替わりで、担任という形でパーソナリティを務め、副担任のアシスタントDJみぃさんと送る高校をモチーフとしたラジオ。
この番組は21時からの一時間番組で、対象リスナーを高校生などの10代に設定したラジオ・・・
のはずだったのですがパーソナリティのかまいたちから、みぃさんへのセクハラ発言のオンパレードラジオで、これ訴えたら勝てんじゃないのか?レベルの内容の、そのギリギリ感が病みつきになる番組でした。
一応メールテーマや流れがあったのですが、下ネタトークを引き延ばし過ぎて他の部分が削られることもあり、その自由さも惹かれる部分でした。
もちろん下ネタばっかりではなく、真剣な悩みにはしっかりと笑いをはさみながら真面目に応えており、お二人の器用さを伺わせました。
この番組ではテーマメールとコーナーが一つずつあり、週に1人ずつ、2人優等生を決めるシステムがあったのですが、その優等生にはお二人のサイン入りステッカーがもらえます。
ちょっとした自慢なのですが、私このステッカー6枚くらい持ってます。 最終回に読んでもらえたのは一生の思い出です。
【俺達かまいたち】
放送局 ABC放送
放送期間 2014〜2018
らじこーとほぼ同時期に、ABC放送でスタートした2時間番組。
かまいたちは、『らじこー』と『俺達かまいたち』の週に2本の冠ラジオを持っていました。
週に3時間も大好きなかまいたちのトークが聴けたこの期間は、僕にとってゴールデンタイムだったでしょう。
仕事で嫌なことがあっても『らじこー』がある木曜日、『俺達かまいたち』がある土曜日を糧に頑張っていました。
土曜日の19時からの2時間番組なのですが、時事ニュースコーナー、ネタコーナー、ゲストコーナー、ゲームコーナーと盛りだくさんで、どこをきりとっても楽しくて、いつも気づいたらあっという間に終わってしまっていました。
ゲストコーナーでは、まだ世にでていない勢いのある若手芸人を呼んで、5分間自由に時間を与えてあげるという時間だったのですが、僕はここで和牛、ミキ、霜降り明星という今をときめく人気お笑い芸人を知ることができました。
そこで知った芸人目当てで、大阪の漫才劇場へ行ってネタをみて、さらにお笑いが好きになるキッカケになりました。
かまいたちは後輩イジリも秀逸で、毎週どんなゲストがきても面白くイジっていい感じに仕上げていてさすがだなぁと感嘆していたものです。
そして、この番組のアシスタントを務めるのが、愛すべきポンコツ山口美果さんです。
『あるある広辞苑』というコーナーのメール読みを担当していたのですが、ま〜これが噛む噛む。
よくリスナーの投稿を台無しにしていました。
ですが、全く嫌な感じがしませんでした。
その失敗をよくかまいたちの2人に突っ込まれていたのですが、そのやりとりが非常に面白く、どこか山口ちゃんが噛むのを待っている自分がいました。
私だけでなく、リスナーみんな山口ちゃんの成長を暖かく見守っていたと思います。
まさにかまいたちとリスナーの妹的存在、山口ちゃん。
番組が終わってしまうことが寂しくて涙ぐんだ山口ちゃんの姿にはグッときました。
余談ですが、番組終了後、山口ちゃんのツイッターアカウントに労いのリプを送ったところ、リプ返がきたときはめちゃくちゃ嬉しかったです。
この番組を好きになって、投稿を続けていて本当に良かったと思える瞬間でした。
そしてかまいたちのラジオが終わって落胆していた数週間後、なんとあの天下のTBSラジオで30分ですが冠ラジオをもつことに!
時間的に少し物足りない感は否めませんが、やはり抜群の面白さ、安定感で、違った楽しみ方ができてとても嬉しいです。
ですが、やはり一時間枠に昇格し、ゆくゆくはJANKに行ってほしいな〜と切に願います。
今のところ、JANKも24時台も関西芸人はいないので凄く面白いことになるのでは、と個人的に思っています。
おまけ
【アルコ&ピースのオールナイトニッポン(0)】
放送局 ニッポン放送
放送時間 2013〜2016
番組終了してから存在を知ったのでおまけとします。
一般的には現在でも人気が抜きん出切らない、太田プロ所属のアルコ&ピースによるラジオ番組。
まず、単発放送時代から渋い抜擢でした。 たまたま単発を聴いていたお偉いさんにどハマりして異例の抜擢でこの伝説の番組はスタートしたそうです。
この番組を一言で説明すると 2時間を目一杯使ったリスナーを巻き込んだ壮大なラジオコント。
普通のラジオ番組はオープニングトークで上がったワードを頼りに、メールテーマがリアルタイムで決まるのですが、この番組ではほぼほぼ最初からメールテーマが決まっており、ゴリゴリに練った設定をぶち込んできます。
平子さんと酒井さんが主導で強い世界観を作り、舵をとって、それに優秀な感度の高いリスナーがついてきて完成させる構成。
一回り年下の酒井さんが、平子さんに対して未だに敬語で接している絶妙な距離感がすごく心地よくて、どちらのフリートークのレベルも高い。
放送作家、ディレクターの裏方もめちゃくちゃ優秀で、一回一回の放送の完成度が異様に高いです(たまにハズレ回もありますが・・)
今でもリピートして聴いているのですが、あの 教室の隅でこっそり一軍に隠れて、わちゃわちゃみんなではしゃいでいるあの雰囲気がたまらなく好きです。
熱狂的なリスナー、優秀なスタッフ、確かな実力を持ってこのラジオは2年目に一部へあがります。
アルコ&ピースくらいの知名度で一部に昇格するのは異例中の異例。
この番組を伝説たらしめた出来事です。
残念ながら翌年、二部に降格し、3年で終わりましたが、アルコ&ピースがラジオ界に残した影響はとても高いでしょう。
終わる際、なぜこんなに評判が良いのに終わってしまうんだという批判の声が相次いだようですが、元々オールナイトニッポンはパーソナリティのサイクルが早い放送局。
基本的に二部の0枠は1年の期限で、大胆な起用をして新たな可能性を探る場所です。
『ラジオにおけるニュースターを発掘する』 という意味において、ニッポン放送が残した功績は大きいでしょう。
一部を含めて3年間放送された時点でものすごいことで、アルコ&ピースのラジオがみんなから愛されていた証拠なのです。
私はこのラジオをリアルタイムで聞けなかったことをずっと後悔することでしょう。
終わり。
ホルモンうどんホルモンそば きらく 西成センベロ紀行
またまたやってきました、大阪は西成区。
ホルモン やまき 西成センベロ紀行
西成のホルモンを語る上でこのお店は絶対に外せないでしょう。
以前紹介した、マルフクからおよそ350m、徒歩5分ほどの場所にある
ホルモン やまき
こんな至近距離にホルモンの名店が軒を連ねてるなんて本当に贅沢な街です、西成は。
大阪の名物、スーパー玉出天下茶屋店のすぐ裏にあるのでわかりやすいと思います。
スーパー玉出の横の、商店街へと続く細い道を入ってすぐ右側にあります。
鉄板がせり出たほぼ露店のカタチをとった、今では珍しいスタイルのお店です。
70代とおぼしき寡黙で人の良さそうな店主が一人で切り盛りをしています。
そのため、臨時休業することも多く、いつお店が休みなのかわからないので、お店にいくときはいつもギャンブルですね。
やまきがやってなかったらマルフクに行くというのが私のお決まりのパターンになっています。
店主が鉄板でひっきりなしにホルモンを焼いて、その鉄板を客が囲みながら飲みます。
ホルモン串に関しては、鉄板に置いてある串を客が自由に取っていくビュッフェスタイル(?)
1本70円
このホルモンを鉄板の端に置いてあるこの赤みがかった、甘辛いタレにつけて食べます。
このニンニクが効いたタレが本当に美味しく、中毒性があります。
キモ(豚のレバー)とアブラに関しては店主に注文し、その場で焼いてもらうというスタイルです。
70円
このキモがめちゃくちゃ柔くて美味しいんですよ・・
とろける柔さに、オリジナルの甘辛いタレ加わったらもう最強でしょう。
僕はここ以上のレバーを食べたことがありません。
そしてこのアブラ。
いつも気になるんだけど、このイチョウみたいなカタチの、一体どの部位なんだ・・
不安に襲われるけど、これがまたやわやわでタレがテリッテリに絡んできて美味い。
まぁ美味ければ良いのだ。
ただ3本も食べれば胃がもたれてきます。
もう単価がバカみたいに安いんで、みんなチューハイやビールをバカほど飲んで空き缶をバカスカ積んでいきます。
それもここの見どころなのかもしれません。
缶チューハイは関東では中々お目にかかれない、謎のハイリキというメーカー。
レモン感強めで、ホルモンとよく合います。
ここで「やっべー、1軒目なのに飲み食いしすぎたー。」
と思っても2000円を超えたことがありません。
そして、ここの名物といえば
レゲエおじさん
長髪をドレッドヘアーにしてサングラスをしていてラスタカラーのファッションで身をまとっているおじさんです。
このお店の超常連客で、いつ行ってもいます。
5回行って4回いました。
ノリもレゲエよりで、初対面も関係なく
「ベイベー!」
と言って隣の客に拳を合わそうとします。
僕は隣になったことはないので絡んだことはないですが(絡みたくないですが)こんな自由に、気楽に生きれたら楽しいだろうな〜なんてことを思います。
それが見れるのもここ西成の魅力なのかもしれません。
自由ってかホームレスが多いですからね。
勇気あるもの、是非レゲエおじさんに絡んでみて下さい。
ホルモン焼き マルフク 西成センベロ紀行
私がこの地区を知ったきっかけは、大阪に旅行に行こうと思い、手頃な値段の宿がないか旅行サイトなど色んなサイトを漁っていたときのことだ。
最低価格、一泊750円
一瞬目を疑った。
桁を1つ付け忘れたのかと何度も見返すが、やはり750円。
この地域、物価がどうかしてやがる・・・!!
私はいてもたってもいられずすぐに西成区へと赴きました。
内観と外装を確認すると昭和の苦学生のアパートかというほどボロボロだったのでさすがにスルーしましたが、2000円も出せば普通にキレイでアメニティが充実した宿を探すことができます。
この宿は1800円ほどで泊まることができました。
ここは和室ですが、洋室と選ぶことができます。
ちょっと洋室の方が高いですけどね。
共有スペースでのパソコン使い放題、ドリンク無料、シャワーも完備でこの値段は異常である。
観光メインで、寝るだけというのなら十分すぎる設備です。
しかし、大阪の人に西成に滞在すると言うと必ずと言っていいほど「あそこは泊まるようなとこじゃな」と口を揃えます。
この地区では少し前までは様々な逸話が飛び交っていました。
・そこらへんの道路でシャブに使用された注射器が普通に転がっている
・喧嘩して血だらけのおっさんが普通にそこらへんを歩いている
・飲み屋のアテで犬、猫の肉が出される
最後のは完全な都市伝説ですが、とりあえずやべーとこだってことが分かります。
でも、私自身何度も西成に訪れたのですが噂で聴くようなことは一度もありません。
ただし、おっさんがやたらめったら立ちションをするので全体的にしょんべん臭いです。
最近ではその宿泊費の安さ、交通の利便性の良さから海外からも注目が集まり、街中に外国人観光客で溢れています。
近々、星野リゾートが西成にホテル開発をするなんて噂もあります。
それでも暴動が過去に起きたり、日本で唯一警察署に鉄格子が張り巡らされていたり等々のことがあるので、地元民は未だに敬遠するのでしょう。
しかしこの地区、しょんべんくさささえ我慢できれば
飲ん兵衛にとって、ただの楽園なのです!!
前述の通り、この地区の物価はどうかしている・・・
マジで1000円代でベロベロに酔っぱらえて、しかもアテのクオリティがめちゃくちゃ高い名店がたくさんあるのです。
まず一軒目。
私が西成に来るたびに必ず最初に訪れる大好きなお店
マルフク
大阪らしく店先の鉄板で大量のホルモンを焼き客に提供する昔ながらのスタイル。
立ち飲み形式のお店なのですが、昼も夜も平日も関係なくいつもお客さんでギューギューです。
むさ苦しいおっさんに囲まれて一杯やるというものまた乙なものです。
昼飲みというか、このお店朝の8時からやってるから朝から飲めちゃうんですよね。
しかも夜は22時まで通しでやっているので自分のタイミングでふらーっとたちよれるのも大幅プラスポイントです。
このホルモン焼きのお値段がなんと140円
子どもの小遣いでも買えんよ。
どうなってんだよ。
もともとホルモン焼きは大阪の下町で長年愛されるソウルフード、そもそも他のとこいっても安いのですが、マルフクのホルモンは甘辛い味がよくついていて味のクオリティが高い。
これがまた酒が進むのです。
ほんで名物、樽ハイレモン(レモンチューハイ)220円
いや〜安い
東京のチューハイの相場の半分かそれ以下です。
これは街に酔っ払いが溢れるわけだよ。
そしてこのお店、メインのホルモン焼きでなく、他のメニューもレベルがめちゃくちゃ高いんです。
というか私はホルモン焼きよりも他のメニュー目当てでこのお店に通っているところがあります。
豚足煮込み220円
ここの豚足煮込みが、トロットロプルップルに煮込まれてあって、醤油ベースの煮汁がシミっシミで本当に絶品なのだ。
橋で掴むとすぐにほぐれてしまうほどとろっとろ・・・
豚足煮込みが好きで色んなお店で食べてきましたが、間違いなくここの豚足煮込みがダントツで美味いです。
キングオブ豚足。
いつも、ついつい3つ頼んでしまいます。
汁を飲み干し、骨をしゃぶりたくなるほどの味のクオリティ。
それに加えて220円というコスパの良さ。
バカ安い。
シマチョウ(塩)240円
アブラがよく乗っていて、こちらもまたプルップル!!
このコラーゲンコンボで翌日の肌もプルップルでしょう。
シマチョウってアブラが乗っていて美味しいんですけど結構当たりハズレが激しくて、ハズレを引くと固くて噛み切れないんですよね。
しかしここのシマチョウは中までプルップルですぐに噛み切れてしまう!
そして味付けも良くて、塩・タレから選べてどちらもクオリティが高い。
シマチョウ(タレ)240円
塩は、絶妙な塩加減でビールにもチューハイにも合う!!
タレは甘辛いタレがかかっており、これまたビールにもチューハイにも合う!
どちらにしても合う!!
煮豚220円
味付けのされていないプレーンな状態に、辛いの・ポン酢から味を選んで食べます。
この日は辛いのをチョイス。
コチュジャン風味でこれもまた美味い。
そしてこのお店、魚もあるんです・・・
マグロ220円
安い!美味い!
肉を続けざまに食べた後の箸休めにちょうどいいです。
そしてレバーが好きな人はホルモンにレバーを入れて食べることができます。(レバー単体でも頼めます)
ホルモンレバーで!と頼みましょう。
ホルモンは余計な臭みがなく女性にもオススメです。
他にも牛ハラミ、豚トロあたりが私のオススメです。
というか全部オススメです!
ここは何を食べても外れがない。
たらふく食って飲んで、会計が2000円を超えたことはほとんどありません。
私はだいたいいつも1700円くらいの会計ですね。
最近は団体の若い女性客も良くみかけ、入店のハードルは低いように思います。
ただし、店内が狭いので神経質な人にはきついでしょう。
あと、若い女性客は地元の常連のおっちゃん客に高確率で声をかけられます。
しかしご安心を。
そんな状況をみようものなら店員さんが
「ここはそうゆうお店ちゃうでーーーー!!!」
と激を飛ばします。
私がみたときは中南米人ぽい常連客が
「なんであかんねん!女いる!オレ話す!何が悪い!日本のそうゆうとこおかしい!!」
(うん、たしかにそうゆうとこおかしいな日本。でもそうゆうお国柄だから)
とすごい剣幕で欧州していましたが、こんな光景をみれるのもまたこの地域の良さではないでしょうか。
ではここで謎掛けを
ホルモン焼きマルフクとかけまして、タイタニック号とときます。
そのこころは
ナンパ(難破)に注意でしょう。
お後がよろしいようで。
清水港みなみの本鮪丼
Mr.children オススメアルバム曲ランキング
わたしはミスチルが大好きです。
わたしが小学校6年生の頃、人生で初めて買ったCDアルバムは『Mr.Children 1992〜1995』です。
通称肉版とよばれるモノクロのサイの写真がジャケットに施されたアルバムですね。
兄が『Mr.Children1996〜2000』サイの骨の写真がジャケットに施された通常骨版を購入し、二人で貸し借りしながらCDを擦り切れるまで聞いていました。
その頃からずーっと熱が冷めず、今でも大好きです。
わたしの青春はMr.Childrenとともにあって、Mr.Childrenの曲を聞くとそのときの思い出がうわーっとフラッシュバックします。
この曲は落ち込んだときによくはげまされたな〜
この曲はつまらない高校時代の休み時間、イヤフォンで耳を塞いでよくきいてたな〜
この曲は失恋したときに勇気づけてくれたな〜
とか、わたしの人生のシーンシーンに合わせてMr.Childrenの曲で語れます。
もちろん、Mr.Childrenのシングル、アルバムは全て聴いています。
シングル曲は好きなことは当たり前なので、ファンの中でも個性の出るアルバム曲のランキングを今回発表したいと思います。
というのも
Mr.Childrenはアルバム曲に特に名曲が多いんです
桜井さん自身もタイアップ等の制限がかからないアルバム曲の方が、個人的に好きな曲が多いと語っていたようななかったような気がします。
さぁそれではランキングに参りましょう。
第5位
Image(DISCOVERY収録)
1999年発売のアルバムDISCOVERYからのエントリーです。
スローテンポの静かなギターサウンドで曲の半分が進みます。
そしてちょうど真ん中あたりにドラムが加わり、他の楽器も加わりサビでピークを迎えます。
そして再びスローテンポのギターサウンドに戻り、そのままフェードアウトしていくように曲が終わります。
サビが一つしかないシンプルな曲で、あっと言う間に終わってしまうのですが、聞き終わったあとに余韻に浸れるような曲なのです。
とても心を落ち着かせてくれる良い曲です。
第4位
幸せのカテゴリー(BOLERO収録)
1997年発売のBOLEROからのエントリーです。
彼女に対して最初の頃のようなドキドキする気持ちがなくなってしまい、お別れを決意するんだけど、別れたら君のこと思い出すのかな?と少し優柔不断な弱気な歌詞が胸をえぐる曲です。
でも君といるのは懲り懲りと開き直るところもまた良いですね。
最近では直接的な歌詞が目立ちますが、この頃のミスチルは婉曲的な表現が中心で、解釈を聴く者にゆだねているのかなという曲が多いような感じがします。
それがまた歌詞のせつなさ、哀愁感を強めているような気がします。
第3位
Another story (HOME収録)
この曲も婉曲的な表現が多く解釈が難しいところですが、普段、相手の存在が当たり前すぎて上手に彼女に振る舞うことができない男の歌ですかね・・
いつもは彼女を粗末に扱ってしまっているけど、心の中では大切に思っていて、それが彼女を迎えにいくという歌詞の中に現れています。
そんな彼氏を笑顔で迎える彼女の像もなんともグッとくるところですね。
第2位
渇いたkiss(It's wonderful world収録)
わたしがミスチルのアルバムの中でダントツで好きなアルバムの曲です。
このアルバムは中学生の頃から大好きで今に至るまで何回聴いたんだってくらい聴いてます。
もうゲロが出るくらい好きです。
というのもこのアルバム
アルバム曲に名曲揃いなんです
その中でもとりわけすきなのがこちらの曲。
彼女の心がすでに自分に対して離れていってしまっていることを感じつつも、その別れをなんとか遠ざけたいともがく男の心情を歌った曲です。
オレと別れても、オレのことを思い出して苦しい思いをすればいいさと愛がなくなってしまった彼女に対して強がっている女々しさがなんだか感情移入させられてしまいますね。
割と桜井さんの昔の歌詞は女々しいのが多い気がするんですけど、女々しいわたしは
ぐぅわかる・・・
といつも胸をえぐりながら聴いてますね。
ストリングスサウンドが強めの落ち着いた雰囲気な曲なんですが、それがまた曲の叙情的な歌詞とマッチしていていいんです。
第1位
ファスナー (It's wonderful world収録)
またまたIt's wonderful worldからの一曲。
一夜を友にした、女性。それが自分にとっての大切な人ではないと気づいて後ろめたさを感じつつもげんなりとしまった心情を歌った曲です。
ファスナーを開ければ誰にでも裏の顔を持っていて、絶望を感じつつも信じてみる値打ちもあるんじゃないかと少しだけ希望を覗かせるところがいいですね。
きっとウルトラマンのそれのように君の背中にもファスナーがついていて
僕の手の届かない闇の中で違う顔を誰かに見せているんだろうそんなに知っている
わたしがこの曲でもっとも好きな歌詞の一文です。
一見絶望的な歌詞ですが、なぜだか心に突き刺さるものがあります。
なんか恋愛の全てがここに凝縮されてるんじゃないかなと思ってしまいますね。
流行りのありきたりの歌詞にはない、男と女の本論がここにはあると思います!
さすが恋愛マスター桜井和寿ですね!
ランキングには入れませんでしたがこのアルバムは戦術の通り、アルバム曲の名曲の宝庫でその他にも
UFO
Drawing
いつでも微笑みを
one two three
がオススメです!!
このアルバムはホントにオススメなんで是非聴いてみて下さい。