夜明けのポンチョマン

さすらいさすらってながれてながされて

一人暮らし貧乏飯〜沖縄家庭料理にんじんしりしり

わたしにとって料理は自己肯定感を育てるツールだと思っています。

 

 

 

 

わたしは仕事もできないし、いろいろなことにおいて能力が低いです。

 

 

 

しかし、料理のフィールドにおいては、レシピ通りに作ればだれでも美味しく料理を作ることができるのです。

 

 

 

料理のレパートリーが増えても誰に褒められるわけではないですが、なんというか、レパートリーが増えるごとに自分の使える技が増えていくような自分が強くなっていくRPG的な楽しさを感じることが出来ます。

 

 

 

 

 

 

お、今日は牛すじがスーパーで半額だな・・

 

 

 

 

 

必殺!!牛すじ煮込み!!!

 

 

 

 

 

ナスがまとめ売りで安売りされてるなぁ・・・

 

 

 

 

 

必殺!!なすの味噌炒め!!!

 

 

 

 

といった感じですな。

 

 

 

 

 

 

スーパーの安売りを上手く組み合わせ、安くて美味しい料理ができたとき、自分で自分を「やるじゃん」と褒めたくなります。

 

 

 

料理は自分で自分を認めて、人間として成長させてくれるものだと思います。

 

 

 

おれ人として全然駄目だけどさ、でもさ、肉じゃがとか作れるんだぜ?

 

 

 

と内心誇らしげになれます。

 

 

 

 

 

一人暮らしで一人分を作るんだったら外食したり、スーパーで惣菜を買ってきた方が良いという人がいますが、それはただ料理をするのをめんどくさがって現実逃避をしているだけです。

 

 

 

確かに調理器具や調味料などの初期投資は高いかもですが長期的にみれば自炊の方が安い。

 

 

 

現実をみろ、確実に自炊の方が安い。

 

 

 

それでなくても外食は高カロリーなものだったり、高脂質なものが溢れてます。

 

 

 

また、コンビニ弁当には日持ちさせ見栄えをよくするための添加物がどっさり入っています。

 

 

 

たまーにコンビニ弁当を食べることがありましたがBAZOOKAのケミカルクッキングを見てからは食う気が失せてそれ以降一度も食ってません。

 

 

 

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スーパーの惣菜だって揚げ物系の太りやすいものがメインを占めています。

 

 

 

野菜を多くとって健康管理をするという点においても自炊のほうが圧倒的に分がある。

 

 

 

 

あ〜なんか無償ににんじんしりしりが食いたいなーーー

 

 

 

ってときがあったとするじゃないですか。

 

 

 

でもにんじんしりしりを売ってるスーパーを見たことがありますか?

 

 

 

にんじんしりしりを出す定食屋がありますか?

 

 

 

おそらくないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

いやにんじんしりしりってなに

 

 

 

 

と思ったあなたに説明しましょう。

 

 

 

にんじん一本で作れる沖縄の郷土料理です。

 

 

 

にんじんしりしりという語感が良いため、ただ言いたかったのは否めません。

 

 

 

でも少ない材料で出来て、それでいて美味しいんでおすすめです。

 

 

 

 

まずにんじんを一本用意します。

 

 

 

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そしてそのにんじんを千切りにします。

※今回は千切りにできるピーラーで時短してます。

 

 

 

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そして大さじ1くらいのごま油でにんじんを炒めます。

 

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にんじんが透明になるくらいにんじんがいたまったら

 

 

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白だし小さじ2くらい

醤油小さじ1くらい

 

 

をふりかけます。

 

 

 

全体に馴染んだら溶き卵1個分を入れ、全体になじませたら

 

 

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はい、完成。

 

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簡単でしょう?

 

 

 

味はにんじんの素朴な味が生かされ、シンプルながら癖になる味わいです。

 

 

 

お酒のあてとしてもいいかもしれません。

 

 

 

 

 

料理って最初は何の調味料が必要なの?

 

 

 

調理器具って何が必要なの?

 

 

 

小さじ大さじの分量ってなによ

 

 

 

等々の最初のハードルが高くて、なかなか着手できない場合が多いように感じます。

 

 

しかし、その最初のハードルを超えてしまえば

 

 

 

今の時期ってなんの野菜が旬なのかな?

 

 

 

この料理はなんでこういう味付けしているのかな?

 

 

 

このお肉の美味しい調理の仕方ってなんだろう・・

 

 

 

と疑問が生じ、それを調べるうちにどんどんのめり込んで行ってとてもいい趣味になります。

 

 

 

そこから家庭菜園を初めてみるのもいいかもしれません。

 

 

 

外食をしているときにも、これはどうやって作られているんだろう

 

 

 

よし、店主にきいてみよう!

 

 

とお店の人と話かけてレシピを聞いて、話がはずんだ経験があります。

※店主によっては嫌がるので見極めが大事。

 

 

といっても本格的に料理をし始めて1年とわたしもまだまだルーキーです。

 

 

 

今後ここで料理の作り方等、紹介しながら技術を向上させていければと思います。

 

 

 

 

 

店員への気遣いの範囲

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以前、友人何人かで飲食店に夕ご飯を食べにいったときの話。

 

 

 

一通り食べ終え、テーブルにはお皿が無造作に広がっていました。

 

 

 

さぁ、帰ろうかと席を立とうとしたところ、友人の一人がおもむろにお皿を一箇所にまとめだしました。

 

 

 

お互いの間に会話があったわけではなかったのですが、一人また一人とその行為に同調してお皿をそれぞれ片付けはじめました。

 

 

 

わたしもそれに合わせ、渋々とお皿を片付け始めました。

 

 

 

その友人たちとご飯を食べにいくとこんな雰囲気になることが度々あります。

 

 

 

しかし、内心わたしはこう思ってるんです。

 

 

 

 

 

 

なんで客のオレが後片付けをしなきゃならんのだ

 

 

 

 

 

いや、わかるのです。その友人たちの行為は。

 

 

 

一箇所にまとめて片付けることによって、その後の店員の片付けが圧倒的にスムーズになるのですから。

 

 

 

こう言ってしまうと、なんだお客様は神様だと思ってんのか

 

 

 

お客だからって謙虚でいろやという批判が飛んでくると思います。

 

 

 

 

 

 

以前、二郎仙台店のツイッターアカウントの以下のツイートが大炎上しました。

 

 

 

 

 

 

これに関しては完全に店主の主張に同意します。

 

 

 

SNSにのせたいがために、日々お客さんに最高のコストパフォーマンスで最高のラーメンを提供しようと奮闘する店主たちの思いを踏みにじる最低の行為です。

 

 

 

わたしにもそれくらいの良心はあります。

 

 

 

そんなわたしでも食べ終えたあとのお皿は全面的に店員が片付けるべきだと思うのです。

 

 

 

 

 

 

飲食店においての定価に対する原価率は3割と言われています。

 

 

 

めちゃくちゃ繁盛しているお店を除いて、それくらいが飲食店を経営していく上で潰れない最低ラインなのだそうです。

 

 

 

ということは残りの7割はお店のサービスに対価として支払っているのだとわたしは思うわけです。

 

 

 

原価の2倍以上の値段でサービスを買っているとしたら、店員が後片付けをするのは当たり前ですよね。

 

 

 

しかし、お客も後片付けに加担をする行為が美徳とされ、それが強制圧力になっている風潮がどうも解せないのです。

 

 

 

外食して、周りが後片付けをしだしたら、始まった・・・と納得いかないまま自分も後片付けをするのがわたしの常となっています。

 

 

 

 

 

 

みんなそんなお利口でいなくてもいいんだぜ?

 

 

 

外食しているときくらい、その部分においては甘えったっていいじゃん!

 

 

 

とこの記事を通じてみなさんに伝えたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

後日、家の近所にある二郎系のラーメン屋にいきました。

 

 

 

この店舗は二郎という名前を冠しているわけではないので二郎インスパイアに分類されると思うのですが、正直今まで本店直系の二郎を何店舗も食べたのですがここが一番美味しいと個人的には思っています。

 

 

 

トッピングのチャーシューは肉厚でいて噛めばほろほろに溶け、少ししょっぱめのスープの味がしっかりと染み込んでいます。

 

 

 

麺はちょうど良い太さのちじれ麺で、これもまたスープによく絡んでうまいのです。

 

 

 

いつもにんにくアブラをトッピングで入れるのですが、スープを飲み干す勢いで完食します。

 

 

 

席に座り、いつもと同じトッピングをコールし、黙々と食べ進めました。

 

 

 

今日は一人での外食、そこに強制圧力なんか生まれない。

 

 

 

完食し、ウーロン茶を飲んで一息つきます。

 

 

 

ふー食ったー

 

 

気持ち悪い

 

 

 

隣の席の、いかにもジロリアンといって様相のおじさんも野菜マシマシの大ラーメンを完食し、苦しそうにしています。

 

 

 

おじさんは食べ終わった器をカウンターに上げ、自分の座っていたテーブルをぞうきんで丁寧に拭き終わってから

 

 

 

「ごちそうさま!」

 

 

 

とカウンター奥の店主に向かって告げ、満足そうな表情で帰っていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

さてと、オレも・・・

 

 

 

 

わたしはおもむろに器を両手に持ち、カウンターにそっと上げました。

 

 

 

 

 

 

え・・!?

 

 

 

 

 

そしてそなえつけてあったぞうきんを取り出し、丁寧に自分の座っていたテーブルを拭き始めました。

 

 

 

 

 

 

 

いやお前さっき原価率がどうのこうのって・・!!

 

 

 

 

 

 

拭き終わると使ったティッシュをそっと拾い上げ、店の奥のゴミ箱へと捨てにいきます。

 

 

 

 

 

サービスに対してお金を払ってるうんたらかんたらって・・!!

 

 

 

 

そして使ったスパイスの缶をラベルの向きが同一になるように丁寧に置き直します。

 

 

 

 

 

おま、え!?

 

 

え、おま!?

 

 

 

 

 

 

一通り片付け終え、カウンター奥にいる店主に

 

 

 

「ごちそうさまでした」

 

 

 

と告げます。

 

 

 

 

 

 

そこには結局誰よりも周囲を気にしてむしろ来る前よりもテーブルをキレイにしてしまう無表情のわたしが立っていました。